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パピヨンの先祖は、その体のサイズからエパニエルナン(一寸法師のスパニエル)と呼ばれていた、スペインのスパニエルの一種と考えられています。立ち耳のPapillon(パピヨン:蝶)は垂れ耳の Phalene(ファーレン:蛾)をその原形として、後者は12世紀頃から、スペイン宮廷の貴婦人たちに囲まれて称賛と寵愛をほしいままにしていました。14、15世紀には、スペインのみならずヨーロッパ各地において名士貴顕の日常生活の一部となり、後になってスペインからイタリアのボルグナを経由してフランスに入ってきたとされています。当時は高額で取り引きされた記録が残っており、かなりの人気を誇っていたようです。
16世紀、フランスのルイ14世の時代に宮廷でもてはやされ、ルーベンスやブーシェの絵画等に数多く描かれています。ポンパドール夫人やマリー・アントワネットが熱烈な賛美者だったことも有名です。裕福な特権階級のステイタス・シンボルだったパピヨンは、フランス革命勃発時に民衆に襲われ、根絶寸前となりましたが、19世紀になってスピッツやチワワとの交配を重ねることでようやく人気を盛り返しました。得意気にピンと立てた耳はこの時以来で、ファーレンは滅多に見られなくなりました。 その後、パピヨンはフランスからイギリスに運ばれ、さらにアメリカに渡って、1935年にアメリカン・ケンネル・クラブに公認されました。日本での公認は1965年頃と、比較的新しい犬種です。 犬を分類する場合、大きさ、頭の形、耳、被毛のタイプなどの特徴があげます。パピヨンは以下のような特徴があります。
この他の特徴として、尾の形(カーリー・テール)もあげられるが、犬種にとっては断尾など人工的に変えられる場合もあるので、あまり意味が無いようです。 性格は、どんな環境にもうまくとけ込み、ほかのペットともよく遊びます。賢くおだやかで、朗らかな性格。動作は俊敏で、まわりのものごとにいつも好奇心を示しています。愛らしい容姿に似ず大胆な面も持ち合せ、人に甘えるのも大好きです。 |