Tequila

テキーラはつい最近までは生産国のメキシコでしかお目にかかれないローカルなお酒でしたが、1949年に全米のカクテルコンクールにテキーラベースのカクテル、マルガリータが出品され注目を集め、その20年後のメキシコオリンピックで現地を訪れた世界各国の人々にテキーラの味を印象づけ、世界中に広まったのです。

テキーラの原料は、サボテンだと誤解されているようだが、正しくは龍舌蘭(りゅうぜつらん)というヒガンバナ科の常緑草の一種、アガベ・テキラーナの球茎を原料としています。使われる球茎は、8〜10年ほど経ったもので、直径70〜80センチ重さ30〜40キロもあり、この大きな固まりをローラーで砕き、糖汁を絞り出して発酵させ、単式蒸留機で2回ほど蒸留して出来上がるのがテキーラです。

普通の蒸留酒ならこの後樽などに入れて熟成期間を置くが、テキーラの場合、そのまま蒸留後にステンレスタンクに移し、短時間貯蔵されるだけで瓶詰めされる、無色透明のホワイトテキーラと、オークの樽で2ヶ月以上熟成するテキーラレポサド、更に1年以上熟成されるテキーラアネホというのがあるが、カクテルなどによく使われるのはホワイトテキーラです。また、フランスのコニャック同様、テキーラと名乗る酒の産地を政府が規定しているのもテキーラの特徴です。


Tequila Base