テキーラの原料は、サボテンだと誤解されているようだが、正しくは龍舌蘭(りゅうぜつらん)というヒガンバナ科の常緑草の一種、アガベ・テキラーナの球茎を原料としています。使われる球茎は、8〜10年ほど経ったもので、直径70〜80センチ重さ30〜40キロもあり、この大きな固まりをローラーで砕き、糖汁を絞り出して発酵させ、単式蒸留機で2回ほど蒸留して出来上がるのがテキーラです。
普通の蒸留酒ならこの後樽などに入れて熟成期間を置くが、テキーラの場合、そのまま蒸留後にステンレスタンクに移し、短時間貯蔵されるだけで瓶詰めされる、無色透明のホワイトテキーラと、オークの樽で2ヶ月以上熟成するテキーラレポサド、更に1年以上熟成されるテキーラアネホというのがあるが、カクテルなどによく使われるのはホワイトテキーラです。また、フランスのコニャック同様、テキーラと名乗る酒の産地を政府が規定しているのもテキーラの特徴です。